セットリストは新作「Music Complete」中心に過去の代表曲を盛り込んだ構成。自分がリアルタイムで聞いてた「Crystal」や「Waiting for the Sirens' Call」を演ってくれたのが嬉しかった。「Waiting~」はオリジナルのギターロックとはかけ離れたエレクトロなアレンジになっていてサビ終わりまで曲名がわからないようなまるで別の曲。音程を見失わないよう、バニー真剣に歌ってた。
あまり間を開けずにアンコールでメンバーが再登場しJoy Division時代の曲「Atomosphere]と「Love will tear us apart」を披露。スクリーンにイアン・カーティスの肖像が映し出されるとフロアが湧いた。「Love will~」で盛り上がりが絶頂に達したところでスクリーンに“FOREVER JOY DIVISION”の文字が。彼ららしくなくあまりにもストレートなメッセージでちょっと笑ってしまった。
最後の曲は「Blue Monday」。バニーがドキュメンタリー「New Order Story」の中で「シンセサイザ-の要素を持ち込んだのはイアンなんだ。だからNew Orderをつくったのは彼なんだ」と話してたから「Love will~」からの「Blue Monday」は胸熱だった。しかし「Blue Monday」のバスドラはいつ聞いてもかっこいい。10代の頃の自分に「お前はYMOもKraftwerkもNew Orderも見れるんだよ!」と伝えたい。そんな素敵な夜だった。